五十肩、正式には肩関節周囲炎と呼ばれる症状は、40代から60代にかけて多く見られる肩の痛みと可動域制限を伴う疾患です。この記事では、五十肩の原因や症状、治療法、予防について詳しく解説します。

五十肩とは?

五十肩は、肩関節の周囲に炎症が起こることで、肩の動きが制限される状態を指します。発症する明確な原因が特定されない場合も多いですが、長期間の負荷や加齢による影響が関与しているとされています。

五十肩の主な症状

  1. 痛み:

    • 初期段階では肩に鋭い痛みを感じることが多く、特に夜間に痛みが強くなる傾向があります。

  2. 可動域の制限:

    • 症状が進行すると、腕を上げたり後ろに回したりする動作が困難になります。

  3. 慢性的な痛み:

    • 痛みは徐々に軽減することが多いものの、肩の硬さが長期間続くことがあります。

五十肩の原因

  1. 肩関節の炎症: 肩の腱や関節包に炎症が起きることで、痛みや可動域の制限が発生します。

  2. 運動不足や姿勢の悪化: デスクワークや長時間同じ姿勢を保つことで、肩周辺の筋肉が硬くなることがあります。

  3. 加齢による変化: 年齢とともに筋肉や腱の柔軟性が低下し、炎症や負担が起こりやすくなります。

五十肩の治療法

  1. 保存療法:

    • アイシング: 炎症が強い場合は、冷やすことで痛みを和らげます。

    • 鎮痛薬の使用: 痛みがひどい場合は、鎮痛薬の使用を検討します。

  2. 運動療法: 専門家の指導のもと、ストレッチや軽いエクササイズを行うことで、可動域の改善を図ります。

    • ペンデュラムエクササイズ:

      1. 腕を自然に垂らし、小さく円を描くように動かします。

      2. 痛みのない範囲で行いましょう。

    • タオルストレッチ:

      1. タオルを背中で持ち、上下に引っ張り合う動きを繰り返します。

      2. 可動域を広げることを目指します。

  3. 物理療法: 温熱療法や電気治療を取り入れることで、血流を改善し、筋肉の硬さをほぐします。

  4. 専門医の診断と治療: 症状が長期間続く場合や痛みが強い場合は、整形外科を受診しましょう。

五十肩の予防方法

  1. 肩周りのストレッチ:

    • 毎日の簡単なストレッチで肩の柔軟性を保つことが重要です。

  2. 適度な運動:

    • ラジオ体操や軽いウォーキングなど、肩を動かす運動を習慣化しましょう。

  3. 正しい姿勢の維持:

    • 猫背や巻き肩を防ぐことで、肩への負担を軽減できます。

  4. 肩を冷やさない:

    • 特に冬場は肩周辺を温かく保つことが予防につながります。

まとめ

五十肩は誰にでも起こり得る症状ですが、早期の対処や予防が重要です。肩の痛みや動きに不安を感じたら、早めに専門家に相談することをおすすめします。

当院では、五十肩の治療や予防のためのアプローチを行っています。症状に応じた適切な施術や運動指導を提供しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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